新歓ブログリレー13日目ということで、本日はUnityで360度動画生成タイムアタックをしていこうと思います。ほぼアセット紹介です。
その前に一応補足説明を。
Unityとは
ゲームが作れるゲームエンジンです。公式サイト
とはいえその用途は幅広く、PCだけでなくモバイルやブラウザゲー、建築や自動車産業などゲーム以外の様々な業界でも用いられていたり、VRのようなXR系コンテンツの制作においてもよく使われます。
最近の個人ゲーム開発者はとりあえずこれを使っている人が多い印象です。当部活でも使ったことがある人は多いはず。
360度動画とは
こ う い う や つ
PCならクリックしながらマウスを動かして辺りを見回すことができます。
Unityでは、このような360度動画をすぐに録画できる公式アセットとしてUnity Recorderというものがあります。
今回はこのアセットを用いて360度動画を生成していきます。
なお、各々のバージョンは以下の通りとなっています。
環境
- Unity 2020.3.4f1
- Unity Recorder 2.5.7
1. Unity Recorderをインストール
まず、適当なUnity 3Dプロジェクトを作成した後、Window > Package ManagerからUnity RegistryにあるUnity Recorderをインストールします。Unityのバージョンが古いと無いかもしれないので注意。
2. 録画
Window > General > Recorder > Recorder Window でレコーダーを操作するウィンドウを出現させます。
Capture > Source を 360 Viewに、サイズは初め縦長に設定されているため横長に再設定します。
そして今回はVR機器などは使わずweb上で360度動画を確認するため、Record in Stereoのチェックを外して、左上のSTART RECORDINGをポチっとな。ちなみに、録画はカメラをY軸を中心に360度回転させて行われます。
はい、録画完了ということでタイムアタック終了です。お疲れさまでした。
なお録画された動画ファイルはOutput Fileで指定したパスに保存されています。
また、今回は生成後のシーンにPlane、Sphere、Cubeを追加で設置したものに対して360度動画を撮っています。簡潔にやろうとしすぎてカメラ内に移動物体がなく、動画というより画像になっちゃったんですが......。
とにかく、アセット1つですぐに360度コンテンツが撮れちゃいました。このアセットは公式がサポートしていますし導入楽で嬉しいですね。
味気なさすぎるのでは
いやいや、そんなことよりも360度動画をこんなに簡単に生成できるほど進歩した技術に感謝しませんか?
......
気が向けば360度の動画とはいったいどのような形式で保存されたデータなのか(エクイレクタングラーやキューブマップ等)について書こうと思います。(前科一犯)