はじめに
ランダム新3回生のnnsknです。皆さまは「キャプテン翼」という作品をどれだけご存じでしょうか。日本のサッカー人気の立役者であり、日本だけでなく世界中のプロサッカー選手がキャプテン翼のファンがいます。本記事ではそのキャプテン翼の10年ぶりの家庭用新作ゲーム「キャプテン翼 RISE OF NEW CHAMPIONS」(Nintendo Switch/PS4)について紹介します。
概要
ジャンルはサッカーアクション。 メインのストーリーモードは「EPISODE OF TSUBASA」と「EPISODE OF NEW HERO」の2つ存在する。
「EPISODE OF TSUBASA」
主人公・大空翼率いる南葛中学校で全校中学生サッカー大会を勝ち進んでいくという、 原作「キャプテン翼」の中学生編を再現したストーリーである。 試合中に原作の展開に寄せることで、原作を熱い展開を忠実に再現したムービー・DAD(ドラマチック・アクション・デモ)が挟まれる。
「EPISODE OF NEW HERO」
「EPISODE OF TSUBASA」の後の、原作のジュニアユース編(JY編)を改変したゲームオリジナルのストーリーで、自身で作成したエディットキャラ(ニューヒーロー)を主人公にして原作のキャラやゲームオリジナルのキャラクターと交流を深めていき、試合に勝ち進んでいく。試合で活躍することで、交流したキャラクターの技やスキルを覚えてさらに強くしていくという育成要素がある。ニューヒーローリーグ編とワールドチャレンジ編の2部で構成されている。
ニューヒーローリーグ編
原作で行われるはずだったフランス国際ジュニアユース大会が中止になり、代わりにより規模の大きい大会「ジュニアユースワールドチャレンジ」がアメリカで行われることになった。その大会に向けた選手の強化と新戦力の発掘のために行われる「ニューヒーローリーグ」を勝ち進んでいくストーリー。主人公の所属チームを3/14時点で原作の5つの中学校から選択でき、その学校の1年生としてチームに参加していく。各中学で異なるシナリオが用意されている。
ワールドチャレンジ編
「ニューヒーローリーグ」後、「ジュニアユースワールドチャレンジ」を勝ち進んでいく。基本的な展開は原作のJY編を踏襲しつつ、ゲームオリジナルのキャラやチーム、原作ではより後期の作品で初登場するキャラクターも交えてオリジナルのストーリーが展開されているので原作を知っていても楽しめる。選択肢によってシナリオが変化する場合があり、対戦相手のチームがルート分岐することもある。
特徴・すごい点
ゲーム中に反則という概念が存在しない。
他のサッカーゲームとは一線を画す点として、ゲーム中に反則という概念が存在しない。タックルやシュート、ドリブル、さらにはパスでまで相手選手が吹き飛ばされるにもかかわらずそのまま試合は続行される。これは実は原作再現の1つである。(原作にも反則の概念こそあるがかなり判定が緩く、選手が吹き飛ぶのは日常茶飯事である。「サッカーは格闘技」というセリフもある。)
技の演出がかっこいい
シュート・ドリブル・タックル・ブロック・セービングの演出はどれもスタイリッシュである。動画でもいいので1度はみてほしい。さらには原作の1コマのポーズを完全に再現しつつ一連の動きとして違和感がないようにできている。これによりゲームから原作漫画に入ってゲーム内の技の元ネタを発見するという楽しみもできる。
セリフの差分が大量
ストーリーモードでは各試合の前後半の間にイベントが挟まるが、その時点で勝っているか同点か負けているかでセリフが異なり、さらには特定の選手が出場しているか、得点を決めているかなどでもセリフが変わる。またキャラとの交流である程度仲良くなるごとにイベントが発生するが、同じイベントでも発生時期の違いによって会話の内容が変化したりする。
オリジナルキャラが原作キャラの中にいても違和感がない
今作には原作にいないオリジナルキャラが多数存在する。彼らはどれも個性的ではあるが、原作のキャラの見せ場を奪うこともなく、むしろオリジナルキャラの存在によって原作キャラの魅力がより引き立つという効果があった。また、オリジナルキャラがなぜ原作では登場しなかったのかということの辻褄が合うような設定にされている。
最後に
この作品はキャプテン翼のキャラゲーとしてかなり素晴らしい作品で、なおかつ普通にゲームとしても面白い作品です。キャプテン翼のファンなら絶対に買って損はないと思いますし、小学生編もゲーム内のムービーである程度補完されているので知らないという人でも置いてけぼりにはならないようになっています。体験版もありますので、一度触れてみてはいかがでしょうか。
余談
この記事を書いている時点(3/14)ではこちらでキャプテン翼の小学生編が無料で公開されています。興味のある方は是非読んでください。これを読んでからでもこのゲームに入れるので。